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nRF5340 MDBT53-1Mモジュールピッチ変換基板の使い方ガイド

Published at June 27, 2023 6:10 p.m.
Edited at September 1, 2023 2:20 p.m.

このガイドでは、nRF5340 MDBT53-1Mモジュールピッチ変換基板の使い方について解説します。プリコンパイルファームウェアサンプルの書き込み手順やサンプルプログラムのビルド手順を解説します。

※注意※
この記事は参考情報の提供を目的としており、正式なドキュメントやマニュアルに基づく正確な情報を提供するものではありません。正確な情報や最新のアップデートについては、Nordic Semiconductorの公式ドキュメントを確認してください。

nRF5340 MDBT53-1Mモジュールピッチ変換基板

必要なもの

必要なソフトウェアのインストール

nRF Connect for Desktopをダウンロードしインストールしてください。インストールが終わったらnRF Connect for Desktopを起動しProgrammerToolchain Managerをインストールしてください。

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プリコンパイルファームウェアサンプルの書き込み手順

nRF5340 MDBT53-1Mモジュールピッチ変換基板はMCUbootブートローダとblinky(LED点滅サンプル)が書き込まれています。ここではプリコンパイルファームウェアサンプルをUSBまたはJ-Linkで書き込む手順を解説します。下記リンクからプリコンパイルファームウェアサンプルをダウンロードしてください。
ssci-mdbt53-dev-board-precompiled-samples-2023-06-28.zip

USB

  1. nRF5340 MDBT53-1Mモジュールピッチ変換基板のSW1を押したまま、USB-Cケーブルでパソコンに接続します。mcuboot SSCI MDBT53 Dev Boardとして認識されます。
  2. nRF Connect for DesktopからProgrammerを起動します。
  3. SELECT DEVICEをクリックしmcuboot SSCI...を選択します。

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  1. Add fileをクリックしてBrowse...でプリコンパイルファームウェアサンプルの中からzipファイルを選択します。
  2. WriteをクリックしMCUBoot DFU画面のWriteをクリックすると書き込みが開始されます。

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  1. しばらくすると書き込みが完了し自動的にリセットします。リセット後、書き込んだサンプルが動作をはじめます。

J-Link

J-LinkまたはnRF5340DKを用意してください。nRF5340DKはJ-Linkデバッガ搭載されていて外部ターゲットのデバッグ・書き込みができます。

  1. nRF5340 MDBT53-1Mモジュールピッチ変換基板とJ-LinkをSWD 10pin 1.27mmピッチケーブルで接続します。
  2. nRF5340 MDBT53-1Mモジュールピッチ変換基板とパソコンをUSB-Cケーブルで接続します。
  3. nRF Connect for DesktopからProgrammerを起動します。
  4. SELECT DEVICEをクリックしJ-Linkを選択します。
  5. Add fileをクリックしてBrowse...でプリコンパイルファームウェアサンプルの中からhexディレクトリ以下のhexファイルを選択します。
  6. Erase&Writeをクリックすると書き込みが開始されます。
  7. しばらくすると書き込みが完了し自動的にリセットします。リセット後、書き込んだサンプルが動作をはじめます。

サンプルプログラムのビルド手順

SDKのインストールとVSCodeの設定

  1. nRF Connect for DesktopからToolchain Managerを起動しnRF Connect SDK v2.4.0をインストールします。

  2. nRF5340 MDBT53-1Mモジュールピッチ変換基板のボード定義ファイルを下記リンクからダウンロードします。
    ssci_mdbt53_dev_board.zip

  3. Toolchain ManagerのプルダウンメニューからOpen SDK directoryを選択します。

  4. ボード定義ファイルを解凍したらboardsディレクトリをSDKディレクトリに移動し次のように配置します。

v2.4.0\boards\arm\ssci_mdbt53_dev_board
  1. ssci_mdbt53_dev_board_cpuapp.confファイルを次のディレクトリに移動し次のように配置します。
v2.4.0\bootloader\mcuboot\boot\zephyr\boards\ssci_mdbt53_dev_board_cpuapp.conf
  1. Toolchain ManagerからOpen VS Codeをクリックします。
  2. VS Codeの拡張機能をインストールします。
  3. メニューからファイルユーザ設定設定を選択します。
  4. 拡張機能のnRF ConnectBoard RootsにSDKディレクトリのパスを入力して保存します。

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VSCodeでblinkyのビルド

  1. Toolchain ManagerからOpen VS Codeをクリックします。
  2. Open an existing applicationをクリックしblinkyを開きます。
v2.4.0\zephyr\samples\basic\blinky
  1. Add Build Configurationをクリックします。

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  1. Custom boardsをチェックしてssci_mdbt53_dev_board_cpuappを選択します。

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  1. Build Configurationをクリックするとコンフィグレーションが行われ最初のビルドが行われます。少し時間がかかります。
  2. 2回目以降ビルドするにはACTIONSBuildをクリックします。
  3. J-Linkで書き込む場合、ACTIONSFlashをクリックします。
  4. USBで書き込む場合、下記ディレクトリのdfu_application.zipをProgrammerを使って書き込みます。
v2.4.0\zephyr\samples\basic\blinky\build\zephyr\dfu_application.zip

参考

Getting started with Thingy:53
Developing with Thingy:53
nRF Connect for VS Code - Get started